【2026年最新】フリーランスボード完全ガイド 〜エンジニア年収・単価相場から案件獲得まで徹底解説〜

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目次

はじめに:ITフリーランス市場の構造変化

未来

2020年代半ば、日本のIT労働市場はかつてない構造的転換点を迎えています。

従来の終身雇用制度が見直されつつあることに加え、企業のデジタル化(DX)が急速に進んだことで、特定の会社に所属せず、案件ごとに自分の技術力を活かして働く「ITフリーランス」という働き方が広く認知されだしました。

現在では、正社員として働くことと並ぶ一般的なキャリアの選択肢として定着しています。

INSTANTROOM株式会社が発行した『ITフリーランス及びフリーランスエージェント市場白書 2025』によれば、2024年時点での国内ITフリーランス人口は約35.3万人に達し、2028年には45万人を突破、国内IT人材の約40%を占める規模にまで拡大すると予測されています。

フリーランスとは

フリーランス

フリーランスとは、特定の企業や組織に雇用されず、独立した個人事業主として自らのスキル専門知識を活かし、プロジェクト単位や契約ベースで仕事を請け負う働き方を指します。

正社員のように固定の給与や福利厚生を受けるのではなく、自身の裁量で仕事を選び、報酬を交渉し、複数のクライアントと同時に取引することが可能です。

IT業界において

エンジニア、デザイナー、コンサルタント、プロジェクトマネージャーなど多様な職種でフリーランスとして活躍する人材が増加しています。

フリーランスの最大のメリット

働く時間や場所の自由度が高いこと、自分のスキルに見合った報酬を直接交渉できること、そして多様なプロジェクトを通じてスキルアップの機会を得られることです。

「仕事辞めたい」「今の職場環境を変えたい」「仕事行きたくない」と感じているエンジニアの方

フリーランスという働き方は有力な選択肢の一つ

会社の人間関係や評価制度への不満、残業の多さ、給与への不満など、転職を考える理由は様々です。

しかし、フリーランスになることで自分のスキルに見合った報酬を得ながら、働く時間や場所を自分でコントロールできるようになります。

フリーランスボード」を活用すれば、現職を続けながら市場の案件や単価相場をチェックし、自分の市場価値を把握した上で、独立のタイミングを見極めることができます。

エンジニアとは

エンジニア

エンジニアとは、技術的な知識とスキルを活用してシステムやソフトウェア、インフラストラクチャの設計・開発・運用を行う専門職です。

IT業界において

Webアプリケーションやモバイルアプリを開発するソフトウェアエンジニア、サーバーやネットワークを構築・管理するインフラエンジニア、データ分析や機械学習モデルを構築するデータエンジニアなど、多岐にわたる職種が存在します。

フリーランスボード上の案件データによれば、最も需要が高いのはバックエンドエンジニア(113,169件)で、SIerやWeb事業会社での開発経験を持つ層が最大勢力を形成しています。

次いでサーバーサイドエンジニア(102,666件)、インフラエンジニア(81,889件)と続きます。

開発言語別ではJava(75,204件)が最多で、金融機関の基幹システムや大規模エンタープライズ開発の需要が根強く存在します。

近年はPython(38,647件)がAI・データサイエンスブームにより急増しており、生成AI関連の高単価案件に対応できるエンジニアへの需要が特に高まっています。

また、TypeScript/JavaScript(計74,000件超)を扱うフロントエンドエンジニアは、React、Vue.js、Next.jsなどのフレームワークに精通し、UI/UXへの関心が高い比較的若い世代(20代後半〜30代前半)が多い傾向にあります。

エンジニア年収・単価相場

フリーランスエンジニアの報酬は、スキルレベル、専門領域、経験年数によって大きく異なります。

フリーランスボードの市場データによれば、月額単価は以下のようなセグメントに分類されます。

単価と年収ガイド

フリーランスの仕事と案件獲得

フリーランス

フリーランスエンジニアの仕事は、大きく分けて「常駐型」と「リモート型」に分類されます。

常駐型は、クライアント企業のオフィスに出勤して業務を行う形態で、チームとの密なコミュニケーションやセキュリティ要件の高いプロジェクトに適しています。

リモート型は、自宅やコワーキングスペースから業務を行う形態で、地理的制約を受けずに案件に参画できるメリットがあります。

フリーランスボードの掲載案件によれば、約19万件がリモートワーク対応となっており、全体の約半数を占めています。

ただし、完全フルリモート案件への応募倍率は極めて高く、地方ユーザーは都市部ユーザーとの激しい競争に晒されています。

また、最近ではセキュリティ確保やチームメンバー間のコミュニケーション強化を理由に、週1〜2回の出社を条件とする「ハイブリッドワーク」形式の案件が増加傾向にあります。

この傾向により、東京・神奈川・千葉・埼玉などの首都圏や、大阪・名古屋・福岡といった主要都市に居住するエンジニアの方が、案件選択の幅が広いという実情がわかります。

案件獲得の方法としては、フリーランスエージェントへの登録、クラウドソーシングサービスの利用、直接営業、知人・元同僚からの紹介など。

従来はこれらを個別に行う必要がありましたが、フリーランスボードのようなアグリゲーターの登場により、複数のエージェントの案件を一括で検索・比較できるようになり、案件探しの効率が大幅に向上しました。

フリーランスボードとは

フリーランス

フリーランスボードは、INSTANTROOM株式会社が運営する国内最大級のITフリーランス向け案件一括検索サービス。

登録ユーザー数は10万人を突破しています。

本サービスの最大の特長は、自社で案件を保有する従来のエージェントモデルではなく、国内の主要なフリーランスエージェントや求人サイトの情報を横断的に収集・掲載する「アグリゲーター(集約者)」としての立ち位置にあります。

2026年1月時点での掲載案件数は42万件以上に達しており、これは単独のエージェントでは到底到達不可能な規模です。

ユーザーにとっての最大の価値提案は「情報の非対称性の解消」と「検索のワンストップ化」にあります。

基本情報

フリーランスボードの主な特長

1. 複数エージェント案件の一括検索

複数のフリーランスエージェントに個別登録することなく、一括で案件を検索・比較できます。

「Java フルリモート」などの条件を指定するだけで、全提携エージェントの案件を一覧表示。

主な提携エージェントには、レバテックフリーランス、クラウドワークス テック、ギークスジョブ、TechStock、FLEXY、ハイパフォコンサルなど。

2. AI×スカウト機能

AI×スカウト機能の概要として、この機能はAIエージェントと提携エージェントのコンサルタントの双方からスカウトが届くハイブリッドなシステムを採用しています。

ユーザーはプロフィール(スキルセット、希望単価、稼働条件)を登録しておくだけで、AIが適合度の高い案件を自動的に提案する仕組みとなっています。

主なメリットとしては、まず受動的な案件獲得が挙げられます。

自ら案件を探して応募するだけでなく、登録情報に基づいて企業やエージェント側からオファーが届くため、案件探しの労力を軽減できます。

次に、高単価高受注率の傾向があります。

スカウト経由の案件は、通常の応募に比べて受注率や提示単価が高くなる傾向があるとされています。

これは、企業側が率先して求める人材、すなわち希少性が高い人材であるため、価格交渉力が労働者側にシフトするためです。

さらに、市場価値の客観的把握が可能になり、経歴を登録するだけでエージェントから直接オファーが届くため、自身の市場価値を客観的に把握することができます。

どのような案件からスカウトが届くかによって、自分のスキルが市場でどの程度評価されているかを測る指標となります。

利用方法については非常にシンプルで、フリーランスボードに無料登録し、プロフィール情報を入力するだけで利用を開始できます。

3. 市場データの無料提供

フリーランス案件の相場情報や市場統計、各フリーランスエージェントの評判・口コミなどを無料で閲覧できます。

「ITフリーランス及びフリーランスエージェント市場白書」の発行元として、開発言語、フレームワーク、職種、地域ごとの単価データを提供しており、エンジニアは自身の市場価値を客観的に判断できます。

フリーランス新法とその影響

保護法

2024年11月に施行された「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス新法)」は、フリーランスの働き方と権利保護に大きな影響を与えています。

この法律は、従来弱い立場に置かれがちだったフリーランスを法的に保護し、発注事業者との取引における公正性を確保することを目的としています。

フリーランス新法の主要なポイントとして、まず「60日ルール」があります。

発注事業者は、成果物の受領日から起算して60日以内に報酬を支払わなければなりません。

これにより、従来一部の悪質なエージェントが行っていた「月末締め・翌々月末払い(最大90日サイト)」のような長い支払いサイトは違法となる可能性が高まりました。

次に、取引条件の明示義務が規定されています。

明示しなければならない事項

  • 業務委託事業者および特定受託事業者の名称
  • 業務委託をした日
  • 特定受託事業者の給付の内容
  • 給付を受領または役務の提供を受ける期日
  • 給付を受領または役務の提供を受ける場所
  • 給付の内容について検査する場合は、検査を完了する期日
  • 報酬の額および支払期日
  • 金銭以外の方法で報酬を支払う場合は、支払方法に関する情報

これらをを書面または電磁的方法で明示することが義務付けられました。

また、1ヶ月以上の業務委託を行う場合、受領拒否、報酬の減額、買いたたき、不当な給付内容の変更・やり直しなどが明確に禁止されています。

公正取引委員会や中小企業庁が申出窓口を設置し、違反行為に対する監視体制を強化しています。

この法的安心感は、正社員からフリーランスへの転身を躊躇していた層の背中を押す要因となっており、フリーランス人口の拡大(35万人→45万人予測)を後押ししています。

利用の流れ

使い方
  • まず、無料登録を行います。
  • 事前準備なしでも始められ、Googleログインで数秒で完了します。
  • 豊富なフリーランス・副業案件から検索し、応募します。プロフィール入力でスカウトも受け取ることができます。
  • 気になる案件があれば、発注元・エージェントとの三者で商談を実施し、案件詳細の確認と条件のすり合わせを行います。
  • 最後に、条件合意の上で契約締結となり、参画後もエージェントからサポートを受けることができます。

まとめ

フリーランスボードは、断片化していた日本のフリーランス市場情報を統合し、可視化することに成功したプラットフォームです。

「案件一括検索」「市場データの無料提供」「AI活用のスカウト機能」という3つの強みを持ち、単なる求人サイトを超え、適正価格を知るための「相場チェッカー」として機能しています。

リリースからわずか1年で掲載案件数42万件超、提携エージェント100社以上と急成長を遂げており、ITフリーランスの案件探しにおける有力な選択肢の一つとなっています。

フリーランス新法の施行により法的保護も強化される中、複数エージェントの案件を効率的に比較検討したい方、フルリモート案件を重視する方にとって利用価値の高いサービスといえます。

今後、AIマッチングの高度化によりエントリーから参画までのリードタイムは劇的に短縮されると予測されます。

また、生成AIの普及により「AIを使えるエンジニア」への需要が高まっており、常に最新技術へのキャッチアップとリスキリングが不可欠です。

フリーランスボードは、激動の市場環境においてユーザーと企業、エージェントを結ぶハブとしての重要性を増していくことでしょう。

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